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COPDに関する統計資料
日本におけるCOPD死亡者数
厚生労働省の統計によると2010年のCOPDによる死亡者数は16,293人で、増加傾向にあります。COPDは20年以上の喫煙歴を経て発症する病気です。日本でも20年前の喫煙率上昇の影響がCOPDの死亡率を高めていると考えられます。いまだ喫煙率が高く、喫煙開始年齢が若年化している日本では、今後さらに患者数が増加することが懸念されています。
これまで、男性の喫煙率が高かったため死亡数も男性の方が多いですが、最近では女性の喫煙率も高くなりつつあるので、今後は女性の死亡率が増加すると考えられます。また、女性の方がCOPD発症リスクが高いという報告も発表されています。
参考:http://www.mhlw.go.jp/toukei/index.html
日本におけるCOPD死亡者数(1996-2010年)
(出典:厚生労働省 人口動態統計)
日本におけるCOPDの死亡順位
厚生労働省の統計によると2010年のCOPDによる死亡順位は全体で9位となっています。性別にみると男性の方が高く、2010年は7位でした。
今後の見通しとして、COPDの死亡順位は確実に上がると予想されており、その理由として以下のことが考えられます。
- 心疾患や感染症などの他の原因による死亡の減少に伴ってCOPDは順位を上げていく。
- 現在、心不全、肺炎で死亡したとされている人の中にCOPD死が含まれると考えられるため、COPD診断率の向上によりCOPD死はランキングがさらに上がる。
参考:http://www.mhlw.go.jp/toukei/index.html
| 順位 | 全体 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|---|
| 1位 |
悪性新生物
|
悪性新生物
|
悪性新生物
|
| 2位 | 心疾患 (189,360人) |
心疾患 (88,803人) |
心疾患 (100,557人) |
| 3位 | 脳血管疾患 (123,461人) |
肺炎 (63,569人) |
脳血管疾患 (63,275人) |
| 4位 | 肺炎 (118,888人) |
脳血管疾患 (60,186人) |
肺炎 (55,319人) |
| 5位 | 老衰 (45,342人) |
不慮の事故 (23,975人) |
老衰 (34,555人) |
| 6位 | 不慮の事故 (40,732人) |
自殺 (21,028人) |
不慮の事故 (16,757人) |
| 7位 | 自殺 (29,554人) |
COPD (12,681人) |
腎不全 (12,690人) |
| 8位 | 腎不全 (23,725人) |
腎不全 (11,035人) |
自殺 (8,526人) |
| 9位 | COPD (16,293人) |
老衰 (10,787人) |
大動脈瘤及び解離 (6,957人) |
| 10位 |
肝疾患
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肝疾患
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糖尿病
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(出典:厚生労働省 人口動態統計 2010年)
COPD有病率(NICEスタディ)
順天堂大学医学部の福地氏らによる大規模な疫学調査研究NICEスタディ(2001年発表)の結果、日本人の40歳以上のCOPD有病率は8.6%、患者数は530万人と推定されました。しかし、2008年の厚生労働省患者調査によると、病院でCOPDと診断された患者数は約17万3千人です。つまり、COPDであるのに受診していない人は500万人以上いると推定されます。多くの人々が、COPDであることに気づいていない、または正しく診断されていないことになります。また、日本人のCOPD有病率は、喫煙者と喫煙経験のある人の方が非喫煙者よりも高く、高齢者になるほど高くなる傾向があることがわかりました。
日本におけるCOPD有病率


(出典:福地ら、NICE Study. 2001年)
