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肺年齢とは

肺は、呼吸をすることで空気中の酸素を取り入れ、不要になった二酸化炭素を体外に排出する重要な役割を担っています。人間が生まれてから死ぬまでの間、肺は休むことなくずっとこの重要な役割を果たしているのです。

人間の成長や老化とともに、肺の機能も成長しやがて歳をとっていくことがわかっています。私たちの肺の機能はだいたい20歳前後でピークに達し、やがて徐々に低下していきます。この肺の老化の程度を年齢であらわしたものが「肺年齢」です。

肺年齢は、肺の健康状態を示すバロメータです。肺年齢が実際の年齢と同じかそれより若い場合には、肺は健康と言えます。しかし、肺年齢が実際の年齢よりも高齢の場合には、肺の健康に問題があることが考えられます。

肺の老化を進める原因としては、遺伝的な要因に加えて、汚染された空気や職業的に有害なガスや粉塵を吸い続けることが知られていますが、もっとも大きな要因はタバコの喫煙です。喫煙を続けると、非喫煙者に比べて肺機能の低下が急速に進み、40歳を過ぎたころからCOPD(慢性閉塞性肺疾患)を発症する人が増えてきます。

肺年齢を知ることによって肺の健康状態を知り、早くから肺の健康を守る生活をすることができます。人生80年時代。あくせく働いてきたあとのゆったりした時間をいきいきと楽しむためにも、肺年齢を知って、肺の健康に注意を払いましょう。

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